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「１行でもいいから書こう。そして、２４時間以内に、もう１行書こう」

「本を書くためには、毎日ちょっとずつでも書くことです。
ちょっとって、どれくらいでしょう。１日、３０枚も書く必要はありません。
３０枚書いてから、次に書くまで１ヶ月も開いてしまう人よりは、
毎日１行でも、書くことができる人が、作家になります。
１行でいいのです。
翌日は、その１行は、削除になってもかまいません。
一度に長時間書くのではなく、次に書くまでの時間を
２４時間以上あけないようにするのです。
職業作家がプロたるゆえんは、１行でも、毎日書くことなのです。」

「書くことで、人生が変わる。書き出しはこうだ。『とにかく、いろいろなことがあった』」

「いつかは本を書きたいと思っている人は、今日から書き始めましょう。
本を書くことで、これから先のあなたの人生が変わってきます。
落ち着いて暇ができたら書こうと思っていても、
今書きたいと思っていることは、その時には、なくなってしまっています。
人生のまとめとして本を書くのでなく、新たな人生の始まりとして、本を書くのです。
書き出しが思いつかなかったら、とりあえず、こう書き出してみましょう。
「とにかく、いろいろなことが、あった」」

人は誰でも作家になれる―最初の一冊が出るまでの101章 (PHP文庫)